わくわく♪ 貝殻通信

和歌山の海や大阪湾で採集した貝殻を紹介します

串本で貝殻拾い(2020/3/6)


滞在時間は少ないものの、久しぶりに串本に行くことが出来ました。数日前から低気圧の影響で少し波が高いようだったので、その時の打ち上げに期待していました。(^^)

浜に下りたのは満潮に向かう時刻。平日で、小潮で、満潮という条件なので誰もいません。

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狙いは海が少し荒れた時の打ち上げラインです。でも、思っていたよりも貝だまりが薄い。数日前から小潮だったので波の力が弱かったのかなぁ…。

それでも、しゃがみ込んで探していくとオゴクダらしい貝殻が出てきます。まずは、ピンク色した三種類、

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オトメフデ

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ハナヤカフタナシシャジク

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バライロアラボリクチキレツブ

【追記1】
最初、ルビイフタナシシャジクとしていましたが、kudamaki 様からご指摘を頂きましたので訂正いたします。縫合付近に茶色い帯があったのでルビイだと勘違いしていました。(+_+) ルビイはもっと太くて短い形なのですね。
ルビイフタナシシャジクとバライロアラボリクチキレツブの違いについては、ブログ「オゴクダの貝」で分かり易く説明されています。

それから少し古いですが、

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キングチムシロ

少し 大きいものでは、

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ウスチャフ

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アメガイ

【追記2】
当初、ヒナヅルとしていましたが、kudamaki 様にご指摘を頂きました。ブログ「オゴクダの貝」や日本近海産貝類図鑑で調べたのですが、外唇の底にある棘の向きで見分けがつくようです。ヒナヅルが下を向いているのに対して、アメガイは前向きということで、外唇を確認したところ写真の個体はアメガイでした。kudamaki 様ありがとうございました!

しかし、この後が続きません。仕方がないので早めに切り上げて、近くの砂浜へ行きました。

砂浜に下りると、風は強いし波は荒いし…。これって、ビーチコーミングをするのには最悪のコンディションですよね。(+_+) 今日は選択を間違えたなぁ…と思いながら、波打ち際を恐る恐る進んでいくと、

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フトスジムカシタモト

今まで小さい個体しか持っていませんでしたが、これは40mm!

そして嬉しかったのは、

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カゲロウガイ

ガラス細工みたいで美しい陽炎貝です。 (*‘∀‘) オゴクダで幾つか拾っていますが、割れてプラスチック片みたいになった個体ばかりでした。ここは砂浜なので、殻が薄くても美しい状態で上がるのですね。

kudamakiさんがブログ「オゴクダの貝」で、紫色や薄橙色のカゲロウガイを紹介されていて、とても綺麗です。私も色違いのカゲロウガイを拾ってみたいなぁ…。

残念ながら、この後はどこを探したらよいのか分からず、時間だけが過ぎてタイムリミットになりました。(T_T)  ただ、何となく気付いたこともあるので、次回はリベンジ出来るかも?

成果が少ないので、この日、道中で購入した貝殻をひとつ紹介します。

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コケガラス(Modiolus moduloides,1798)

【分布】四国以南
【生息】水深80mまでの泥底

大きさは62mmです。地元の大阪湾でも打ち上げ採集出来る種類のようなので、いつか採集したいです。(^^)