昨年末の話ですが、記事が出来たのでアップします。
2019年最後の貝殻拾いは、オゴクダにすることにしました。狭い範囲で色々な貝殻に出会えるのが魅力ですが、年末の休みに入っているということもあり、10時過ぎに到着したら浜はすでに賑やかでした。
丹念に微小貝を掘り出している男性2人組と、タカラガイを探している家族連れがいました。この様子だと、大きめの貝殻は残っていないでしょうね。小さい貝殻の初物を目指して頑張ります。
数日前に少し海が荒れたので、何かが見つかりそうな気配がします。
真ん中あたりから、満潮ラインをざっくり探していきます。まず目についたのは、
タカラガイの中ではレアな種類ですね。次に、
とても小さいので、他の場所では見つけたことがありません。微小貝が豊富なオゴクダならではという感じがして、拾うと嬉しくなる貝殻です。ちなみにタカラガイ科ではなくてウミウサギガイ科です。そして次は、
ぽつりぽつりと貝殻を拾いながら、端の方までやって来ると落ちていたのは、
おや!!
この前ベテランさんが拾っていたのを見て、私もひそかに狙っていたベニアラレボラじゃなくて、シマシマの方! そう、シマアラレボラです! やった!初拾いです。
後日、ベテランさんに話をしたら、オゴクダでシマアラレボラを拾ったという話は聞いたことがないよーと言われたので、私の中では会心の初拾いとなりました。日本近海産貝類図鑑【第2版】では、分布が紀伊半島以南になっているので、話に上らないだけで拾っている人はいると思いますが、ベニアラレボラよりも数が少ないのかもしれません。
そして、この後は
これだけ色艶の残ったサクラコダマウサギは初めて。そして浜の反対側へ移動して見ていくと、オゴクダらしい貝殻が幾つか落ちていました。
バラ色をしたバライロヨウラクは初めて拾いました。そして嬉しかったのが、
小さいですが艶のある綺麗な個体です。クリイロフデと迷いましたが、口の中が全体的に白いのでウスチャフデだと思います。
ちなみに、よく似ているクリイロヤタテと並べてみました。
クリイロヤタテはよく落ちていますが、ウスチャフデは少ないです。
腰が痛くなってきたので、浜をうろうろ歩いて適当にざくざく掘り返して出てきたのは、
深く掘ってクチムラサキダマを見つけたベテランさんもいるのですが、なかなかそういう幸運には巡り合いませんね。もう一度、端の方へ移動して狭い範囲を丁寧に見ていくと、
キンランイモが落ちていました。きらびやか~♪
そして、本日、2つ目の初物が出ました。
紫色と模様が美しい貝殻です。古い個体は口の部分が白くなるそうなので、この貝殻は比較的新しい貝殻のようですね。
日が傾いて寒くなってきたので、これにて終了。終わってみれば、初拾いが2つあったので、とても嬉しい貝殻拾いでした。その他の成果です。
年が明けてからも、オゴクダに出かけているので、その時の記事も書きたいと思っています。