わくわく♪ 貝殻通信

和歌山の海や大阪湾で採集した貝殻を紹介します

和歌山産 スカシカシパン(Astriclypeus manni)

 

2018年 和歌山市 打ち上げ 50mm

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スカシカシパン(Astriclypeus manni)

【分布】相模湾以南ー奄美大島・小笠原     
【生息】水深3m~20mの砂底
【打ち上げ】あまり上がらない

ハスノハカシパンが大量に上がる砂浜ですが、スカシカシパンはあまり見かけません。

10㎝以上にもなる種類のようですが、干潮の波打ち際で小さな個体を拾っているだけです。割れてしまったり、すぐ誰かに拾われてしまうのでしょう。

仮面みたいな面白い形ですね。諸説ありますが、海の砂底に生息しているスカシカシパンは波のうねりなどにひっくり返されないように、穴の開いた形に進化したのではないかと言われています。