わくわく♪ 貝殻通信

和歌山の海や大阪湾で採集した貝殻を紹介します

和歌山でビーチコーミング(2019/9/28)


日にちが経ってしまいましたが、採集記事をまとめたのでアップします。

休日に由良方面に行ってきました。ヒラザクラの欠片がよく落ちている砂浜なので、合弁を狙っています。干潮に合わせて行ってみると、貝だまりが薄い(>_<)

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初めて来た時は、結構打ち上がっていたのですが、それ以降はあまり上がりません。特に風が強かった日や、海が大荒れになった日の後に来ると、大量の砂が打ち上げられてツルツルの浜です。きっと砂の下に大量のお宝が眠っているのでしょう。そんなわけで、来るタイミングを図るのが難しい所なのですが、それでもやって来るのは、ヒラザクラを拾える場所を他に知らないから(T_T)

さて、一見なにもない浜を目を凝らして見ていくと、ポツリポツリと落ちています。ヒラザクラ片方や、ダイミョウガイ、ベニガイ、ミクリガイ、ボタンガイ、マツヤワスレ、ウラシマガイなど。砂地に生息する貝の殻が上がっています。

砂に埋もれて、てっぺんだけ出ていたので掘り出してみると、

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模様が薄くなったタイコガイ。小さめなので保存するには丁度いい大きさです。この浜でタイコガイは、海が荒れた後に拾えるような気がします。

次に気になったのは、これです。

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この時は分からなかったのですが、帰って調べたら、モクハチアオイでした。アオイと言えばハート型をしたリュウキュウアオイしか知らなかったのですが、実はこのモクハチアオイも有名です。鹿児島県の知林ヶ島へ続く砂の道では、モクハチアオイの貝殻が拾えるといいます。現生の貝ではなく数千年前の半化石だそうです。生きた貝はきわめて少ないようなので、私が拾った貝殻も半化石だと思います。

ヒラザクラの合弁は、残念ながら今回も拾えませんでしたが、初拾いのモクハチアオイが拾えました。

次に、和歌山市にある浜の宮海水浴場に行きました。満潮だったので打ち上げラインは細かったです。

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それでも、波打ち際には、こんな貝殻が。

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初拾いのニオガイ。この薄さで割れなし。殻表の棘で泥岩を削って空ける穿孔貝の一種だそうです。

そしてお目当ての・・・

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ハスノハカシパンは大量に落ちていますが、スカシカシパンは少ないです。今回は、直径5㎝位の小さな個体を3つ拾いました。ひとつも拾えないこともあるので今日は運が良い方です。一度でいいから、直径10㎝越えの大きなものを拾ってみたい。

他にはいつも通りのベニガイ、ウスハマグリ、シドロガイ、スダレガイ、キヌタアゲマキ、ハイガイ、トリガイ、マクラガイ等、ここは本当に色々と落ちているので、もう少し二枚貝の知識を増やしたいです。今回はとりあえず初拾いのニオガイが拾えて良かったです。


気になった貝の詳細はこちら ↓ ↓ ↓

sangootome.hatenablog.com

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