和歌山の貝 カゲロウガイ（Streptopinna saccata,1758）

2020年　串本町　打ち上げ　43mm

カゲロウガイ（Streptopinna saccata,1758）

【分布】紀伊半島以南
【生息】水深20mまでの岩礫間
【打ち上げ】たまに上がる

満潮時に波打ち際で拾いました。砂浜で拾ったので良い状態ですが、砂利浜などで見かけるものは大半が破損しています。

先日、潮間帯で磯観察をしていた時に、岩の細い切れ目に挟まっているカゲロウガイを見つけました。素手で引っ張ってみたのですが、しっかりと固着しているようで引き抜くことは出来ませんでした。

透明な黄色をした個体が多いですが、薄紫色をした綺麗なものを採集されている方もいらっしゃいます。たまにプラスチック片のようなカゲロウガイの破片を見かけるので、老成すると殻が分厚くなるようです。