わくわく♪ 貝殻通信

和歌山の海や大阪湾で採集した貝殻を紹介します

和歌山の貝 カスミフデ(Scabricola ccellata,1831)


2018年 串本町 打ち上げ 20mm

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スミフデ(Scabricola ccellata,1831)

【分布】紀伊半島以南       
【生息】サンゴ礁潮間帯~水深50m砂底
【打ち上げ】あまり上がらない

古い打ち上げラインを波がさらって崩れた場所で見つけました。殻表が擦れてしまって状態は良くありませんが、すらりと細長い形をしていて優美な感じがします。

微小貝データベースによると、日本近海の玄界灘などの個体は淡黄色が強いためコウジンカスミフデガイ(黄塵霞筆貝)という和名がつけられたそうです。

私が拾った貝もかなり黄色みが強く、日本近海産らしい個体ということになりますね。