今回は大きめの貝殻を狙って白浜町の磯を巡りました。(^^)
この日はとにかく蒸し暑くて思うように歩けませんでしたが、海風に助けられながら何とか進んだ感じです。大物を狙う時は何ヶ所も歩いた方が確率が上がるのでしょうが、なにせ体力が無いので、ゆっくりと、ぼちぼちやっていきます。(^-^;
さて、まずは一つ目の磯です。どこからともなく干物の香りが漂ってくるので見渡すと、ギンカクラゲの大量漂着が! ルリガイがあるかも?と気にしながら打ち上げラインを見ていきます。
丸太を転がして下から出てきたのは、
マイノソデは久しぶりに拾いました。まだ幼貝ですがサイズは大きめ。奥の方に身が残っていたので、今は庭の草むらに放り込んで虫に掃除を依頼中です。
少し歩いて行くと、
新鮮な個体で少し身が残っていましたが、二枚貝は洗浄しやすいので助かります!
他にも探したのですが、思ったよりも打ち上げラインが薄く、欲しい貝殻が落ちていませんでした。何組か貝殻拾いをしている人を見かけたので、すでに拾われた後だったのかもしれませんね。
汗だくになったので車で休憩してから次の磯へ。
まずは、
いつもどこかしら割れているので、割れていないと嬉しいラッパウニ。(^^)
そして、
これって、バンザイラでは?
大破していますが、次に繋がるように持って帰りまーす。
この磯ではタガヤサンミナシがたくさん転がっていて、まさにフィーバー。他の貝殻が目に入らなくなるくらい凄かった。(^-^; そのせいか、しばらく欲しいものが見つからず延々と歩いた末にようやく出合ったのが、
ずいぶん摩耗していますが老成したクロミオキニシです。オキニシはよく落ちているけれど、クロミオキニシは稀産であまり見かけません。
ちなみに、口の中が黒っぽくて全体的にゴツゴツしているので当初はクロミオキニシだと勘違いしていた手持ちのクチムラサキオキニシと比べてみると、違いがはっきり見えました。
クロミオキニシは名前の通り全体的に黒くて、内唇にある歯の間も黒く彩色されていますね。
小石がゴロゴロしている浜を、これ以上歩くと足首がおかしくなりそうだったので、この後は切り上げて、漁労くずの上がる砂浜に行きました。
ここもタガヤサンミナシがいっぱい!その中にヤツシロガイもちらほらと。大きめのサイズになると、どこかしら穴が開いているのですが、今回は割れていないものを見つけました。
そして、
ボロボロですが、模様が残っているナガイモ。(^^) かなり古い漁労くずのようです。
この辺りではよく見かけるキンシバイ。
これはー、
見つけた時はオオヌノメだと思ったのですが、輪肋がかなりギザギザしているのでヨロイガイだと思います。
【追記】コメント欄でご指摘いただきましたので名前を確認していましたが、殻表の様子や形からしてオオヌノメだと思います。
Kudamakiさんのブログ「図鑑を作る(二枚貝編)」と、「ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑」を参考にさせて頂きました。
天体X様、ご指摘ありがとうございました!
もう少し探したかったのですが、辺りが薄暗くなってきました。
そう言えば…あちらこちらでギンカクラゲが打ち上げられて、干物のにおいが漂っていたのに、ルリガイは見つからなかったなぁ~と思ったら、最後に出た!
打ち上げの雰囲気からすると、もっと見つかるかと思ったのですが、本当にこれだけでした。ルリガイ好きの人が全部回収した後だったのかな?
今回は、のんびり歩いていたので成果が少なかったですねぇ…。そんな中でもクロミオキニシは嬉しかったです。(^^♪
後日、串本町の磯に行ったので、また紹介します。(^^)/