久しぶりに泉南市の某河口で打ち上げ採集をしました。夏以降、来ていなかったので波打ち際から上段にある太い打ち上げラインまで見ていきます。
陽気がいいのでビニール袋片手に貝殻拾いをする人もちらほら…。この分だと大きな貝殻は拾われてしまっているだろうなぁ。
まずは波打ち際から、
大阪湾では定着種の、
とても小さくて10mm位しかありませんが、大阪湾産は初拾いなので嬉しいです。
小さいと言えば、こんな所に…
これ、何だか分かりますか?
おー!大阪湾産のハナヅトガイは初めて拾いました。殻皮がしっかりと残っています。(^^)
それから、
小さくて可愛いサイズです。
よく探してみると結構落ちている、
スズメガイダマシは貝類ではなく、生きた化石として知られる腕足動物です。5億4200万~2億5100万年前に大繁栄した種だそうです。気が遠くなるね…。殻がまとまって打ち上がっている事もあるので、ある程度生息しているようです。
さて、大阪湾にはイガイ科の貝が多く生息しているのですが、小さいながらもツヤガラスが打ち上がるようで… 一度拾ってみたいのです。(*‘∀‘)
uni2さんのブログ「淡路島の生き物たち3」を見てみると、ツヤガラスは糸足と泥で作った繭のようなものに包まれていて、底引き網にかかることがあるそうですが、網に絡みつくので漁師さんには嫌がられるそうです。打ち上げを待つより漁港に行った方が早そうですねぇ…。
イガイ科って、よく落ちているし地味だし全然好みじゃないと思っていたのですが、Mozuさんのブログ「潮騒の宝箱」で紹介されているヌリツヤホトトギスを見て考えを改めました。すごいよ、イガイ科。
大阪湾で普通に拾えるイガイ科は、
ホトトギスガイはどこにでも打ち上がっています。ヤマホトトギスという種類もあるようですが、私は未採集です。ホトトギスガイよりも細長い形しているそうなので、これも目標です。
外来種のミドリイガイも結構、見つかります。
やっぱり地味ですが……イガイ科は様々な場所に生息していて、色々な種類がいるようなので今後も探していきたいと思います。
次回は、他の河口付近での打ち上げ採集の記事を書く予定です。