わくわく♪ 貝殻通信

和歌山の海や大阪湾で採集した貝殻を紹介します

和歌山の貝 ナガイモ(Conus australis,1802)


2019年 みなべ町 打ち上げ 65mm

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ナガイモ(Conus australis,1802)

【分布】三重県~フィリピン
【生息】水深35m~240mの砂泥底
【打ち上げ】あまり上がらない

漁労くずの上がる砂浜で見つけました。タガヤサンミナシがたくさん転がっている貝だまりで、ひとつだけ様子が違っていました。

擦れきっていますが、表面には格子状の筋が見えます。スラリとして大きくて、格子状の筋があるイモガイ科を拾ったことがなかったので「これは何?」とワクワクしました。

図鑑で調べてみると、形も模様もナガイモそのものでした。私が拾った貝殻は先が欠けていますが、ナガイモは殻頂がとがった特徴的な形をしています。少し深い所に生息しているようなので、大きな波で漁労くずが上がったようです。